作家綾辻行人さんは京都府出身のミステリー作家です。叙述トリックを使った作品が多く、うまい伏線を張ったストーリーが見事です。また、館シリーズ物が有名で、数々の賞を受賞しています。ということで、数多くある作品の中から10作品厳選してみました。それでは、綾辻行人作品、お楽しみください!
1位 十角館の殺人
出版社 :講談社文庫
ページ数:512P
ストーリー : ★★★★★
オススメ度 : ★★★★★
綾辻行人さんのデビュー作にして、日本のミステリー界のブームを起こした作品です。叙述トリックが秀逸で、この作品により日本ミステリー界において「綾辻以降」という言葉ができたほどです。
2位 迷路館の殺人
出版社 :講談社文庫
ページ数:496P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★★
館シリーズの三作目です。クローズドサークルの迷路間で起こる殺人の話ですが、この作品も見事に騙されます。
3位 Another
出版社 :角川文庫
ページ数:上巻416P、下巻384P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★☆
上下巻から成るホラーサスペンスです。少々ホラーよりですが、漫画化、アニメ化、映画化と他方にメディア展開された作品です。続編も発行されています。
4位 どんどん橋落ちた
出版社 :講談社文庫
ページ数:496P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★☆
叙述トリックに特化した、5編からなる短編小説です。絶対犯人を当ててやると意気込んで、全部撃沈しました。
5位 フリークス
出版社 :角川文庫
ページ数:336P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★☆
こちらも精神病棟にまつわる短編集です。精神病棟ということでホラー要素がありますが、叙述トリックを使った作品で、犯人が気になる展開です。
6位 殺人方程式
出版社 :講談社文庫
ページ数:420P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★☆
バラバラ殺人がはじまりでいろいろな展開に発展する事件を追った刑事、ではなく刑事に扮した双子の兄の探偵ものの作品です。設定も名前も面白いためあっという間に読めてしまいます。
7位 水車館の殺人
出版社 :講談社文庫
ページ数:464P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★☆☆
館シリーズの第2作目です。シャーロックホームズを彷彿させるような、本格トリックものです。叙述トリックも使われており、アッと驚く展開が待っています。
8位 緋色の囁き
出版社 :講談社文庫
ページ数:560P
ストーリー : ★★★☆☆
オススメ度 : ★★★★☆
寄宿制の女学校で起こる連続殺人事件を描いたホラーミステリーです。グロいシーンもありますが、先が気になるためどんどん読み進められてしまいます。
9位 人間じゃない
出版社 :講談社
ページ数:252P
ストーリー : ★★★☆☆
オススメ度 : ★★★☆☆
5編から成る短編集です。過去の自分の作品とリンクしていて、綾辻さんのファンとしてはたまらない作品です。
10位 深泥丘奇談
出版社 :角川文庫
ページ数:320P
ストーリー : ★★★☆☆
オススメ度 : ★★★☆☆
京都を舞台にした怪談の短編集です。怪談チックですがタイトルにもあるように奇談というのが正しくて奇妙な世界観です。続編も出ています。
まとめ
いかがだったでしょうか。個人的な綾辻行人小説ベスト10を挙げてみました。どの作品も二度三度、繰り返し見ることで味わいが出てくる作品だと思います。また他の著者も紹介していけたらと思っています。
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