作家歌野晶午さんは千葉県出身の推理小説作家です。本格派推理小説から叙述トリックもの、イヤミスものまで、幅広いミステリージャンルを持っています。ということで、数多くある作品の中から10作品厳選してみました。それでは、綾辻行人作品、お楽しみください!
1位 葉桜の咲く季節に君を思うということ
出版社 :文春文庫
ページ数:480P
ストーリー : ★★★★★
オススメ度 : ★★★★★
歌野晶午さんの代表作です。そして、叙述トリックの代表作でもあります。一見ハードボイルドの探偵ものですが、幾重にも張り巡らされた伏線を、終盤ものの見事に回収し、アッと驚く展開を見せてくれます。タイトルの意味も、読み終えたときにはじめてわかります。
2位 密室殺人ゲーム王手飛車取り
出版社 :講談社文庫
ページ数:544P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★★
歌野さんの人気シリーズの1作目です。殺人ゲームを行っている犯人グループのストーリーです。問題を出す犯人は実際に殺人を行い、残りの犯人がトリックを当てるというちょっと変わった趣向の物語です。続編も2作あります。
3位 死体を買う男
出版社 :講談社文庫
ページ数:360P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★☆
江戸川乱歩の未発表作をめぐるストーリーです。作中作では、江戸川乱歩が主役で小説家兼探偵として事件を追っていくのですが、乱歩の作品が多く描かれているため、ファンはそれだけで楽しめます。
4位 世界の終わり、あるいは始まり
出版社 :角川文庫
ページ数:528P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★☆
身代金目的の児童誘拐事件についてのストーリーです。犯人は自分の息子じゃないかと疑う父ですが、思わぬ展開に。いろいろ考えさせられる作品です。
5位 絶望ノート
出版社 :幻冬舎文庫
ページ数:647P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★☆
いじめを受けている中学生が、いじめの中心人物の死を日記に書いてお祈りをすると叶ってしまう、というすべり出しの作品です。一見デスノートっぽいすべり出しですが、全く違っていて、どんでん返しで溢れた作品です。
6位 ガラス張りの誘拐
出版社 :角川文庫
ページ数:304P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★☆
連続婦女誘拐殺人事件がきっかけで様々な展開に発展するストーリーです。どんでん返しがありサクサク読めます。読み終えるとタイトルの意味も分かります。
7位 春から夏、やがて冬
出版社 :文春文庫
ページ数:304P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★☆☆
直木賞にノミネートされた作品です。生と死について深く考えさせられる作品です。特に終わり方はなんとも言えない思いで包まれます。
8位 さらわれたい女
出版社 :角川文庫
ページ数:320P
ストーリー : ★★★☆☆
オススメ度 : ★★★★☆
誘拐をテーマに描いてあるどんでん返しストーリーです。90年代の時代背景に沿ったトリック等で懐かしさを感じます。
9位 ずっとあなたが好きでした
出版社 :文春文庫
ページ数:672P
ストーリー : ★★★☆☆
オススメ度 : ★★★☆☆
13編から成る短編集です。恋をテーマに書かれたミステリーと思いきや、最後に大どんでん返しが。すぐ読み返したくなる作品です。
10位 ハッピーエンドにさよならを
出版社 :角川文庫
ページ数:368P
ストーリー : ★★★☆☆
オススメ度 : ★★★☆☆
こちらも11編からなる短編集です。タイトル通りハッピーエンドにはならない、最後に裏切られるストーリーです。サクッと読めてしまいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。個人的な歌野晶午小説ベスト10を挙げてみました。どの作品も二度三度、繰り返し見ることで味わいが出てくる作品だと思います。また他の著者も紹介していけたらと思っています。
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