ヒューマンドラマ映画には、人の心を震わせる力があります。ストーリーの美しさだったり、登場人物への感情移入だったり、達成感だったりと理由は人それぞれですが、心が震えた後、なんとも言えない感情に包まれることでしょう。おそらく自然と涙があふれることと思います。それでは、1980年代の絶対泣けるヒューマンドラマ映画、お楽しみください!
1位 フィールド・オブ・ドリームス(1989)
監督:フィル・アルデン・ロビンソン
主演: ケヴィン・コスナー
レイ・リオッタ
ストーリー: ★★★★☆
泣ける度 : ★★★★★
ある農夫が、神のお告げに従い、トウモロコシ畑を野球場に作り替えるストーリーです。野球熱旺盛なアメリカっぽい話ですが、とにかく泣けます。神のお告げという非科学的な現象が、最後には一本の線につながり、ラストシーンの感動たるや、エンディングロールが終わるまで号泣し続けること必至です。
2位 レインマン(1988)
監督:バリー・レヴィンソン
主演:ダスティン・ホフマン
トム・クルーズ
ストーリー: ★★★★★
泣ける度 : ★★★★☆
障害を持つ兄と、父の遺産が欲しい弟が連れ立つロードムービーです。当時は発達障害等の認識がない時代に、サヴァン症候群にスポットを置き、絆というテーマに結びつける、とても美しいストーリーです。豪華2大俳優の共演も素晴らしいですが、ダスティン・ホフマンの演技力がすごすぎる。完全に自閉症にしか見えない。
3位 スタンド・バイ・ミー(1986)
監督:ロブ・ライナー
主演:リバー・フェニックス
ウィル・ウィートン
ストーリー: ★★★★★
泣ける度 : ★★★★☆
リバー・フェニックスを一躍有名にした、スティーブン・キングの小説を映画化した作品。男子は皆、少年のころのあの夏を思い出すことでしょう。時代背景も相まり、今再び見ることで、さらなる感動がわいてくることと思います。べん・E・キングの曲も映画を引き立てるスパイスになっています。
4位 ニュー・シネマ・パラダイス(1989)
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
主演: フィリップ・ノワレ
ジャック・ペラン
ストーリー: ★★★★☆
泣ける度 : ★★★★★
イタリアの映画館にまつわる、映写技師と少年を描いた作品。笑いあり、涙ありのストーリー展開で、いろいろな感情が溢れ出る映画となっています。音楽も効果的で、あのテーマソングがかかったらほっこりした気持ちになれます。
5位 いまを生きる(1989)
監督:ピーター・ウィアー
主演:ロビン・ウィリアムス
イーサン・ホーク
ストーリー: ★★★★☆
泣ける度 : ★★★★☆
全寮制の学校を舞台にした、教師と生徒の青春ストーリー。ロビン・ウィリアムスの教師役がドはまりで、学校の先生がこのようだったら最高だったと思いました。最後の展開は意外でしたが、今を生きることの大事さを学ぶことができました。
6位 グラン・ブルー(1988)
監督:リュック・ベッソン
主演:ロザンナ・アークエット
ジャン=マルク・バール
ストーリー: ★★★☆☆
泣ける度 : ★★★☆☆
フリーダイビングの世界記録に挑む、2人の男の人間関係を描いた作品。あのリュック・ベッソン監督の出世作としても有名です。友情、愛情、記録といろいろなプレッシャーがある中、ラストシーンの幻想的な美しさがとにかく目を引く映画です。
7位 旅立ちの時(1988)
監督:シドニー・ルメット
主演:リバー・フェニックス
クリスティーン・ラーチ
ストーリー: ★★★☆☆
泣ける度 : ★★★☆☆
リバー・フェニックス主演の家族愛を描いた作品。逃亡犯の両親の息子役をリバー・フェニックスがみごとに演じています。ラストシーンはジーンと胸を熱くさせられることでしょう。それよりなにより、リバー・フェニックスが美しすぎる。
8位 アマデウス(1984)
監督:ミロス・フォアマン
主演:F・マーリー・エイブラハム
トム・ハルス
ストーリー: ★★★★☆
泣ける度 : ★★☆☆☆
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのライバルといわれたアントニオ・サリエリが語る、モーツアルトのストーリー。才能に嫉妬し、憎悪に狂い、殺意まで抱く様子は、裏返すと誰よりもモーツアルトの才能を認めているサリエリだからこそなんですね。某アニメの比屋定氏と牧瀬氏はまさにこの関係だったんでしょうね。
9位 ハスラー2(1986)
監督:マーティン・スコセッシ
主演:ポール・ニューマン
トム・クルーズ
ストーリー: ★★★☆☆
泣ける度 : ★★★☆☆
ビリヤードを舞台とした、弟子と師匠の、成長と奮起の話。2大俳優の共演で、それぞれサイドの主張が出てきますが、あくまで主演はポールニューマン。おいてもまだまだこれからだ、と思わせるストーリーになっています。最後の真剣勝負の行方が描かれていないところもうまい終わり方ですね。
10位 俺たちは天使じゃない(1989)
監督:ニール・ジョーダン
主演:ロバート・デ・ニーロ
ショーン・ペン
ストーリー: ★★★★☆
泣ける度 : ★★★☆☆
ハンフリー・ボガート主演の俺たちは天使じゃないのリメイク作品です。脱獄囚が、国境を超えるため身分を神父と偽ったことで巻き起こることを描いた、コメディ要素の強い作品ですが、最後は感動して涙します。ロバート・デ・ニーロに加え、まだ売れる前のショーン・ペンやデミ・ムーアが出ているところもポイントです。
まとめ
いかがだったでしょうか。個人的なヒューマンドラマ映画ランキングベスト10を挙げてみました。どの作品も二度三度、繰り返し見ることで味わいが出てくる作品だと思います。またほかの世代のヒューマンドラマ映画のおすすめも紹介していきたいと思っています。
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