作家伊坂幸太郎さんは千葉出身の作家です。東北大学出身で、現在は仙台市に在住しているため、仙台市が舞台になった作品が多いです。シンガーソングライターの斉藤和義さんに影響されて作家になったそうです。小説としては、幾重にも張り巡らされた伏線の回収が見事で、とても疾走感のあるストーリーが多く、あっという間に読めてしまいます。ということで、数多くある作品の中から10作品厳選してみました。それでは、伊坂幸太郎作品、お楽しみください!
1位 アヒルと鴨のコインロッカー
出版社 :創元推理文庫
ページ数:375P
ストーリー : ★★★★★
オススメ度 : ★★★★★
映画化もされた、どんでん返しで有名な作品です。伏線の回収が素晴らしく、読み終わった後にボブ・ディランの風に吹かれてを聴きたくなります。
2位 ゴールデンスランバー
出版社 :新潮文庫
ページ数:704P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★★
仙台の街を舞台に、身に覚えのない首相殺しの容疑をかけられた男の逃亡劇を描いた作品です。こちらも映画化されており、タイトルの通り、ビートルズのゴールデンスランバーが流れます。
3位 アイネクライネナハトムジーク
出版社 :幻冬舎文庫
ページ数:341P
ストーリー : ★★★★★
オススメ度 : ★★★★☆
歌手の斉藤和義さんからの歌詞の依頼でできた短編アイネクライネで始まる6つのストーリーです。アイネクライネナハトムジークとは小さな夜の曲という意味で、恋にまつわる小さな夜の奇跡を描いた作品です。依頼によって「ベリーベリーストロング」という曲が完成しましたが、映画化された際は、「小さな夜」という斉藤和義さんの曲がテーマソングとなっています。
4位 魔王
出版社 :講談社文庫
ページ数:384P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★☆
自分が念じたことを相手にしゃべらせるという能力を持った兄、強運の持ち主の弟が絡んだ異能系ストーリーです。権力に挑んでゆく作品ですが、週刊少年サンデーで漫画化されました。
5位 グラスホッパー
出版社 :角川文庫
ページ数:352P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★☆
殺し屋たちを描いた作品です。妻を殺された男が、裏社会の会社に入り犯人を捜すストーリーですが、こちらも漫画化されています。著者曰く、書いていて一番達成感のあった作品だそうです。
6位 陽気なギャングが地球を回す
出版社 :祥伝社文庫
ページ数:400P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★★☆
特技を持った窃盗団の痛快クライムサスペンスです。伏線がうまく張り巡らされていて、なんとも爽快なストーリーです。続編もあり、映画化もされています。
7位 ホワイトラビット
出版社 :新潮文庫
ページ数:368P
ストーリー : ★★★★☆
オススメ度 : ★★★☆☆
こちらも仙台で起こる立てこもり事件を舞台に、伊坂節がさく裂です。様々な伏線から後半の見事などんでん返し、とてもアップテンポでサクサク読めます。
8位 砂漠
出版社 :実業之日本社文庫
ページ数:512P
ストーリー : ★★★☆☆
オススメ度 : ★★★★☆
大学生のちょっと不思議な青春ドラマです。高校生よりも大人に近づいていて、強い主張を持っている、自分の身につまされる作品です。
9位 AX
出版社 :角川文庫
ページ数:384P
ストーリー : ★★★☆☆
オススメ度 : ★★★☆☆
殺し屋をテーマにした短編集です。重いテーマと思うかもしれませんが、なんとも日常的な風景が見えてくるような作品です。
10位 ラッシュライフ
出版社 :新潮文庫
ページ数:480P
ストーリー : ★★★☆☆
オススメ度 : ★★★☆☆
仙台を舞台に、一見関係ない人たちがつながっていくストーリーです。ラッシュライフ、豊潤な人生とは何なのか考えさせられる作品です。
まとめ
いかがだったでしょうか。個人的な伊坂幸太郎小説ベスト10を挙げてみました。どの作品も二度三度、繰り返し見ることで味わいが出てくる作品だと思います。
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